メンバー紹介 〈 市川 裕子さん 〉

　前職では建設業の会社で、一般事務や営業事務として働いていました。日々の業務では、請求書の作成や書類管理のほか、入札に関する書類の準備などにも携わっており、その中で「建設業経理士」という資格の存在を知りました。もともと事務作業の中でも、数字に関わる業務にやりがいや面白さを感じていたことから、日商簿記と建設業経理士の資格取得に挑戦しました。

　勉強を進めていく中で、経理の仕事は単に数字を扱うだけでなく、会社の動きを数字から読み解き、全体を支える重要な役割であることに気づきました。知識が深まるにつれて、「もっと専門的に経理の仕事をしたい」「資格を実務で活かしたい」という想いが強くなり、転職を決意しました。

　税務監査3グループのリーダーとして、 法人や個人のお客様の税務申告や経営支援を担当しています。 具体的には、決算業務や税務相談、財務分析、経営改善の提案などを行いながら、お客様が抱える課題解決に取り組んでいます。クラウド会計を取り入れることで、経理業務が楽になった！ 数字をリアルタイムで見れるようになった！と言っていただけるようになりました。

　現在、経営者の意思決定に必要な情報提供を行うことができる管理会計を勉強中です。 財務状況を報告するための財務会計も大事ですが、管理会計は将来の経営者の意思決定をサポートすることに繋がります。 自分自身の学びに終わりがなく、常に勉強したり情報収集をし続けていけることが、この仕事のやりがいだと思います。

　会計事務所の仕事は、１日中パソコンとにらめっこで、いかにも事務職！！ というようなイメージがあるかもしれませんが実は意外とそうでもなくて、顧問先様の社長や経理担当の方と、電話や直接顧問先様の会社に伺ってお話する機会がよくあります。 社長がどんな思いで会社を経営されているのか？ 経営状態はどうか？など、ちょっとした会話の中から 社長の気持ちを聞き出したり、今の現状を把握できるように、傾聴力・質問力の向上を意識しています。

　またお客様に対しても、社内においても 「自分にできることは何か」、「今自分は何をすべきか」を常に考えて行動するようにに心がけています。